I am.

リスが眺める世界。

去年の夏。

只今、不妊治療を始めて1年になります。

 

 

私は結婚をするまで、

というより今の旦那さんと出会うまでは

『結婚』など自分の視野に入れたことがありませんでした。

加えて、自分の子供を授かる『妊娠』のことも考えたことありませんでした。

 

独身時代、私は

「喫煙者・お酒好き・仕事柄 生活リズムがぐちゃぐちゃ」

という状態の中で生きてきました。

それでも旦那さんと出会い、結婚し、全てが変わっていきました。

 今では

「禁煙・お酒は月に1回飲むかどうか・生活リズムは安定」

という理想的な形になりました。(もちろん私にとって、です。)

全て旦那さんのおかげ!笑

(いや、禁煙は自分を褒めてあげたいですね。

 ヘビースモーカーだった私が禁煙だなんて…笑)

 

まぁそれでも多分ですが、

自分が不妊治療をし、簡単には妊娠できない人間とわからない限り

こんな生活にはならなかったと思います。

 

 

 

きっかけは、去年の8月。

私は赤ちゃんを授かりました。

年の差婚をした私たち夫婦にとって 待ちに待った妊娠でした。

 

しかし、まだ私には身を預けられないと思ったのかもしれませんね。

1ヶ月後、赤ちゃんは私の元から離れて行ってしまいました。

 

「あぁ、これが流産か。」

 

先生方から説明を受けると化学流産ということでした。

先生方からしたらよくあることなのでしょうか、

凄く淡々と しょうがないね!という感じで終わり

私は受け止めきれないまま病院を後にしました。

あの赤い塊が頭から離れないまま。

 

私の旦那さんは私の感情、いや、なんでしょうね

こういうことに関しては気持ちを察することができないのです。

しょうがないことなのかもしれません。。

 

「私は受け止めるのに時間がかかる。

 身体もすぐにいつも通りになるわけじゃない。

 メンタルも正直ズタボロ。

 少しだけ労ってほしい。」

 

言葉にするのも辛い中、しっかり説明しました。

それでも私の気持ちの30%くらいしか伝わっておらず

あっけらかんとされ、なんだか凄く残念に思ったのを覚えています。

 

 

 

そんなこんながあり、その後やはり色々不安が積もり

実の母が勤めている病院で詳しく検査をしてもらうことになりました。

結果、私は

多嚢胞性卵巣症候群」というものでした。

この病気についてはまた別に書きます。

 

ここで

「あぁ、今まで自分の体を労ってあげなかったツケかな」

なんて思ってしまい、涙が出たのを覚えています。

部屋を出ると周りには幸せそうな妊婦さんたちが居て

余計辛かったですね…

 

ここから私の不妊治療がスタートするのです。